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最近こんな映画を観ました。

忘れないように映画は記録しておきたいものだよ。
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太陽
評価:
ユーリ・アラボフ
コメント:フィクションとして気楽に見よう。イッセー尾形の演技が純粋に楽しめるはずだ。

「私の体も同じだよ。...君のとね。」
「それは、存じかねます。」
「神が持つものを何も持たぬ。皮膚にさえ、なんの印もない。
 ...まあよかろ。怒るな。ま、いわば、冗談だ。」

ストーリー:ロシア映画界の鬼才、アレクサンドル・ソクーロフが敗戦直前から人間宣言に至るまでの昭和天皇の孤独と苦悩を描いた問題作。昭和天皇役を務めるイッセー尾形をはじめ、桃井かおり、佐野史郎が共演。

 この映画はフィクションです。逆に言うと、だからこそ楽しめる映画だとも言えるでしょう。私は最初それがわからずただ観ていたのですが、最後に皇后役の桃井かおりが登場して2人して「あ、そ。あ、そ。」を繰り返す下りをみて、これはパロディなんだとやっとわかりました。口をもごもごするしぐさも、やたら「あ、そ」を繰り返すのも、皇后を桃井にしたのも、この映画をパロディにするためなのではないかと変に勘ぐってしまいます。
 外国人が終戦前後の天皇陛下を描いているのですが、思いのほか違和感はありませんでした。ただ、歴史的にとても大事な部分である(と思われる)玉音放送「堪え難きを堪え...」ですね。ここがばっさりカットされているのです。監督は天皇陛下が現人神から「人間宣言」によって神格を失い一人の人間となる、その苦悩を描きたかったのかも知れませんが、終戦のくだりがまったく触れられていないのでなんだか消化不良です。また、人間宣言が天皇自らの録音で作られた訳でもなければ、録音した技師が自害したなどという事実も確認されていませんので、本当にフィクションなのです。
 ただ、イッセー尾形の演技はさすがでした。押さえた表情の中にも心の葛藤、戸惑いや強い意志が感じられるのですね。そういう意味では本当に見る価値があると思います。史実の再現映像ではないと言うことをわかってみるなら楽しめるはずです。いい映画ですよ。
| 社会派ドラマ | 08:21 | comments(0) | trackbacks(0) |
インサイダー
評価:
マイケル・マン,エリック・ロス
「彼の話は真実だ。真実であるからこそ、放送するとまずいんだろう?」
「どうかしてる。アナーキストめ!編集を変えれば放送できるんだ。だが君は会社を危険な目にー」
「あんたはビジネスマンか?報道人か?マイクも私もスタッフも、報道に命をかけてる。会社を危うくしている?ふざけるな!重役連中は報道のあり方を危うくしている!」

ストーリー:CBSの看板報道番組「60ミニッツ」のバーグマンはタバコ産業の不正を番組で告発しようとB&Wの元研究員だったワイガンドに接触する。しかしワイガンドはB&Wから守秘義務違反と脅され、苦悩するのだった...

 というわけでものすごいはしょってますけど。報道番組の敏腕プロデューサー、バーグマンをアル・パチーノ、元タバコ会社研究員のワイガンドをラッセル・クロウが演じ、2大スター共演の見応えある映画になっています。時間も2時間半とボリュームもたっぷり...(笑)
 冒頭の会話は後半のキモになるシーン。バーグマンが収録したワイガンドのインタビュー映像を、CBSの上司がカットしろと言ってきた場面です。CBS側からすればタバコ産業は強大なので、訴えられたりして会社の価値を下げたくないみたいな事情で告発映像を流すことを躊躇するわけですね。思うに、前半はB&Wの妨害を押しのけてワイガンドが不正告発に踏み切る過程がメインで、後半はことを荒立てたくない会社側とプロデューサー・バーグマンの戦いが主軸に据えられています。
 ラッセル・クロウのワイガンドはあまりヒーローぽくなく、不安におびえそわそわしたり、家族や自分のこれからを心配しておろおろするという、”普通の男”を強調しているように見えました。対してバーグマンは上記のように上層部にもひるまない饒舌さと勢いで果敢に自分の信念を全うしようと弱気を見せずに突っ走ります。こちらは逆にヒロイズム全開です。そんな対照的な2人がぶつかり、友情がうまれ、いろいろな感情が交錯する様が良いのです。
 実際の事件がベースとなっているだけに、あまりサスペンスチックな殺人や事件・事故は無いのですが、それ故に出てくる人物が全員等身大のリアリティを持っています。その人間模様が面白い。最高です。
| 社会派ドラマ | 23:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
チェンジリング
ストーリー:1928年のロサンゼルス。シングルマザーである電話会社に勤務するクリスティンの息子ウォルターが姿を消す。捜査を依頼した5ヵ月後、警察からウォルターを保護したと朗報が入る。クリスティンは再会を果たすがウォルターによく似た別人だった。自分の子ではないと主張するクリスティンを警察は...

一部脚色はしてありますが、1920年代に起こった「ゴードン・ノースコット事件」という実在のできごとが題材になっています。主演はアンジェリーナ・ジョリー。「トゥーム・レイダース」や「ウォンテッド」などで見せたセクシー&パワフル系は鳴りを潜め、がりがりで病的、息子を追う母親を好演しています。いつも帽子をかぶっているのですが、つばの下から覗く目がすごく印象的。
あまり事前情報を得ずに観に行ったわけですが、最後のクレジットで「クリント・イーストウッド」の名前をみて納得。重厚で重苦しくて、やたら切なくて泣けるという、いつものあの感じなのです。「ミリオンダラー・ベイビー」や「ミスティック・リバー」同様、いい映画だけど他人にはあまり勧められない、そんな映画ですね。


| 社会派ドラマ | 08:21 | comments(0) | trackbacks(1) |
アメリカン・ギャングスター
ストーリー:実話を元に描いたクライムアクション。麻薬ビジネスでニューヨークの暗黒街を支配するフランクに、刑事・リッチーが立ち向かう。ラッセル・クロウ、デンゼル・ワシントンらが共演。

 「ぽすれん」のレビューでは評価がいまいちですけど、個人的には☆5つなんだなあ。好みのもあるんでしょうけど、管理人はこの骨太な感じが好きです。157分とちょっと長いけどね。ラッセル・クロウ、デンゼル・ワシントンという大スター二人が共演なわけですけど、2人とも演技は深くて地味よね。派手さはないけど、たまに見せる意思を感じさせる表情が最高に素敵なのです。ラスト間際で、教会から出てきたフランクと、外で車にもたれかかって待ち構えているリッチーがにらみ合うシーンがあるんだけど、この瞬間の2人は最高ですね。
 先日レビューした「300」とは全く違う意味で男らしさが前面に出ている映画でした。終盤、2人の直接対決はもっと盛り上がってほしかったような気もしますけど、満足度でこの採点です。お勧め。


| 社会派ドラマ | 23:19 | comments(0) | trackbacks(0) |
サラエボの花
評価:
ヤスミラ・ジュバニッチ
ストーリー:サラを女手ひとつで育てるエスマ。サラに父親のこと聞かれても詳しく話さずにいたエスマだったが、サラの修学旅行を前に、ついにそのことを告白する日がやって来る...

重くて悲しい、けれども心温まる映画。ぶっきらぼうでありながらも、娘のことを深く愛する母親の愛にはちょっと泣きそうになります。それにしてもタイトルになっている都市「サラエボ」っていったいどこの国だっけ?すぐに答えられる人はあまりいないと思います。自分もそうでした。90年代にボスニア・ヘルツェゴビナ紛争があった暗い歴史をこの地域の人々みんなが背負っているという背景をちょっとでも知っておくと、この映画の内容をより深く理解することができたのになあと思いました。後でwikipediaで調べてわかったんだけどね。エスマの持つ秘密とは、wikiによるとこういうことらしい。
「1995年7月12日セルビア人勢力はスレブレニツァに居住していたボシュニャク人の男子を一人残らず虐殺。また、残された女子に対し集団レイプを行った上、一定期間強制収容し出産せざるを得ない状況に追いこんだ。」
 映画のラストで母と娘がやっと心を通わせたかのような表情を見て救われる気持ちになりました。素敵な映画。
| 社会派ドラマ | 23:10 | comments(1) | trackbacks(0) |
大いなる陰謀
監督:ロバート・レッドフォード
製作総指揮 :トム・クルーズ
出演:ロバート・レッドフォード
   メリル・ストリープ
   トム・クルーズ


ストーリー:泥沼化したイラク情勢への世論の非難をかわそうと、トムクルーズ演じる上院議員がアフガンでの突飛な作戦を決行。これを書かせるために記者のメリル・ストリープが呼ばれたが、インタビューの最中すでに作戦が始まる。同じ頃、アフガンに向かった若者二人を指導していた大学教授が、一人の生徒に彼らの話を出して説教を始めた...

というわけで、アフガンと議員の会談、大学と同時3カ所でドラマが同時進行するというかたちをとっており、非常にリアルタイム的な緊張感があります。敵地に取り残された兵士二人をハラハラして観ているうちに、大学ではその兵士二人の過去が語られるなど、うまい作りで飽きさせません。
いつも思うのは、「人間は立場でしか生きられない」ということですね。大学教授も、議員も、記者も学生も兵士も、自らの立ち位置からしか物事を語れないし、感じられない。結局この映画のように個々人が自分の立場を演じているだけなのかもなあなんて思ったり。思いテーマでありながら、面白く見せる作りに徹しており、あっという間に観終わりました。いい映画だと思います。実際92分しかないんですけど(笑)
| 社会派ドラマ | 14:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
ミュンヘン
評価:
エリック・バナ,ダニエル・クレイグ,キアラン・ハインズ,マチュー・カソヴィッツ,ハンス・ジシュラー,ジェフリー・ラッシュ,スティーブン・スピルバーグ,トニー・クシュナー,エリック・ロス
ストーリー:1972年9月5日、ミュンヘンオリンピックの開催中、「黒い九月」に所属するテロリスト8名がオリンピック村を襲撃、イスラエル選手団11名を殺害した。これに激怒したイスラエル政府は報復としてテロの首謀者達とされる11名のパレスチナ人を暗殺する任務をアヴナー達に託した。アヴナーらは11人の標的を次々と消すが・・・

<ネタバレあり>
標的とする首謀者は11人。一人ずつ抹殺しながら欧州を移動する彼らもやがては標的にされ始め、味方を失う内にアブナーは暗殺そのものに疑問を持ち、イスラエルに戻った後アメリカへ渡り妻と子どもの3人で生活を始める。
映画中の以下の台詞、きっと監督スピルバーグのメッセージなんだろうな。
エフライム「君たちは大きな作戦の一部だ。...罪の意識が薄らぐか?」
アヴナー 「殺して何になる?より強力な後継者が現れる」
エフライム「爪は切っても、また伸びる」

終わらない連鎖。もう一つ印象的だったのは、偶然アヴナーたちの隠れ家でETA(バスク祖国と自由)とはち合わせしてしまった時の、アヴナーとETAにいたパレスチナ人、アリとの会話。
アヴナー「教えてくれ、アリ。本当に”オリーブの木”が恋しいか?なにもないあの地に戻ろうと思うのか?白亜質の地に石の小屋を子孫に残したいのか?」
アリ  「心からそう願う。100年かかろうとも俺たちは勝利する」

たぶん、そこかしこのアヴナーの台詞はスピルバーグの代弁そのものなんだろう。だけど、言ってることがあまりにもストレート過ぎて、なんだか稚拙に思えてしまう。
内容は深いのに、台詞が安っぽいというか...
2時間半以上と言う尺も長過ぎる感じ。個人的な好みなんだろうけど、スピルバーグの編集センスはどうしても好きになれない。
パレスチナ問題に関して興味のある方は一度見てみるのもいいと思う。単純にサスペンスドラマとしてみるならば、あまり見るべきものはない気がする。
| 社会派ドラマ | 13:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
ホテル・ルワンダ
評価:
ドン・チードル,ソフィー・オコネドー,ニック・ノルティ,ホアキン・フェニックス,テリー・ジョージ,ケア・ピアソン
ストーリー:1994年アフリカ中部にあるルワンダで、ツチ族とフツ族の民族対立による武力衝突「ルワンダ紛争」が勃発した。フツ族過激派がツチ族やフツ族の穏健派を120万人以上虐殺するという状況の中、1200名以上を自分が働いていたホテルに匿ったホテルマン、ポール・ルセサバギナの実話を基にした物語

最後の最後まで重苦しい感じの映画。エンディングクレジットで流れる歌詞のメッセージ、「どうしてアフリカは一つになれないのか?」というのが強く印象に残りましたね。部族が違うだけで暴動が起き、おびただしい数の人間が死ぬ。なぜ?日本人である自分には理解ができない。狩猟民族と農耕民族の血の気の違いなのか?いろいろなことを考えさせられる映画。不謹慎ではあるが、映画のできもいい。シリアスなテーマを面白く見せるのは簡単ではないはずだ。
| 社会派ドラマ | 14:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
ブラッド・ダイヤモンド
ストーリー:タイトルの「血に染まったダイヤモンド」とは、アフリカで不法に採掘され、武器輸入などの資金源となるダイヤ。内戦が続くシエラレオネを舞台に、元傭兵でダイヤモンドを横流しするダニーと、RUF(反政府軍)に家族を奪われた漁師のソロモン、そして不法ダイヤの実態を明らかにしようとするジャーナリストのマディーが、壮絶な運命をたどる。

 いい男系の役が多いディカプリオとしては、新境地開拓?ダーティなダニーを好演していました。ストーリーは↑の通りで、多少はしょってはいるものの、ダイヤモンドの不法採掘や内線との絡みなど、今のアフリカが抱える問題をきちんと描いています。その上でアクションなどもこなし、エンターテイメントを損なっていないのはさすが。いろんな角度から見応えのある作品になっているかと。
| 社会派ドラマ | 11:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
ヴェニスの商人
ストーリー:悪役として解釈されてきたユダヤ人高利貸・シャイロックに焦点を当て、差別の下で生きるユダヤ人としての悲劇を描く。シャイロック役をアル・パチーノが好演。
もうね、アルパチーノの存在感だけで映画が成り立っているようにも思えますな。ユダヤ人の悲哀、シャイロックが深く描かれる程上流社会の人間の薄っぺらさが浮き出るというかね。子供の頃に読んだベニスの商人はとかくシャイロックを悪徳商人呼ばわりしている訳ですが、また新鮮な視線で映画を見れました.最高。
★★★★☆ (アル・パチーノ最高です。)
| 社会派ドラマ | 12:47 | comments(0) | trackbacks(0) |